子ども未来館からのお知らせ
共感覚を持つ高校生 原口くんのロケット発射時を描いたイラストを展示!
2021-05-12
音が形に見える共感覚を持つ高校生が描いた 星出宇宙飛行士搭乗のロケット発射時のイラストを展示
当館は、「地域のみんなでつくっていくサクモ」のコンセプトのもと、道路案内看板や、商品、あそびのイベント、館内の展示などなど、地域のこども達から大人の人達にご協力いただき、運営をしています。こども達や地域の人達が、それぞれの力を発揮し、活かし合うことができる施設を目指しています。
今回は、音が形になって見える「共感覚」を持った高校生 原口くん(御代田町在住)にご協力いただき、原口くんが、当館のために描いた、1点のイラストを展示します。4月23日に、サクモで行った、星出宇宙飛行士搭乗のロケット「クルードラゴン2」発射のパブリックビューイング時に、ロケット発射時の音を描いてもらいました。
展示をきっかけに、来館するこども達に以下のことに興味関心を持ってもらいたいと思っています。
・ロケットや宇宙開発について。
・自分の好きなことや能力を活かしていくことについて。
原口くんは、自身が聴覚過敏やADHD、ASDの特性を持つことを、特別能力みたいで、カッコいい!と言います。その特性を、いろいろと自慢され、とても羨ましくなります。
様々な子が、それぞれの能力や癖を、楽しみ、活かすことができる社会にするために、当館を、様々な子の実践の場としたいと思っています。
開催概要
・展示開始日:令和3年5月12日(水)
・展示の製作:原口 知己くん(高校3年生)
・主催:sakumo佐久市子ども未来館
原口知己/トム(Synesthesia Artist) プロフィール
2003年生まれ 幼少期から ADHD,ASD,聴覚過敏の特性をもつ
2020年4月 高2の初めから音が形で見えることに気付く。音楽を聴きながらノートにスケッチを描き始め、7月 軽井沢ほっちのロッヂで過ごす中でスクラッチボードと出会い、作品として表現。のち自身の感覚 ”音が形で見える”ことが共感覚 (*)であると分かりますます作品作りにのめり込む。主にEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の表現多数。
2021年2月 ●東大先端科学技術研究センター 異才発掘ROCKETプロジェクトイベント"やり続ける先に見えるもの展" 渋谷東急プラザにて展示
●軽井沢ほっちのロッヂ 表現部活動開始 メンバーの楽器演奏や声を形に表現
2021年4月 ●軽井沢ほっちのロッヂマーケットにてグッズ販売
●sakumo佐久市子ども未来館にて星出宇宙飛行士搭乗Crew Dragon2の打ち上げPVにて音を形に表現
現在通信制高校に在籍しながら制作活動に打ち込む。
2012年より 宇宙少年団佐久分団員
2021年9月 軽井沢ムーゼの森「森の家」にて個展開催予定(2021年5月現在)
*共感覚とは...1つの刺激に対して通常の感覚と、さらに異なる感覚を併せ持つこと。
(原口くんの場合は音楽を聴いて音だけでなく目の前に形も感じることができる)
instagram : soundshaper01